FXの手数料「スプレッド」「スリッページ」を徹底解説｜最安値の業者も紹介

FXの手数料「スプレッド」「スリッページ」を徹底解説｜最安値の業者も紹介

FXは株式投資のように、取引手数料や入出金手数料が存在するわけではありません。その代わり、「スプレッド」と「スリッページ」という実質的な手数料が発生します。

この2種類のコストをしっかりと理解していなければ、取引を行う際に大きな損失をしてしまうでしょう。

そこで今回は、スプレッドとスリッページの仕組みをお伝えしていきます。同時に、手数料ごとにFX会社を比較していますので、この記事を読めば最安値の業者を発見することも可能です。

ぜひ以下よりご確認ください。

FXに必要な手数料は2つ！スプレッドとスリッページを覚えよう

FXでは、一般的な手数料という概念は存在しません。ほとんどのFX会社が、取引手数料や入出金手数料、口座開設費を設定していないのです。そのため、手数料は無料です。

では、なぜFXの手数料は無料なのでしょうか。

その理由は、手数料の代わりにスプレッドが設定されているからです。また、スプレッドと同様、スリッページも投資家にとっての実質的な手数料にあたります。

ここでは、FXの手数料にあたる「スプレッド」と「スリッページ」を詳しく解説していきます。

スプレッドとは？

スプレッドとは、買値から売値を差し引いた差額のことです。

FX会社では、為替レートを参考にあらかじめ買値と売値の参考価格が決まっています。

たとえば、円ドルレートだと1ドルの買値が110.245円、売値が110.240円とした場合、買値と売値には0.5銭（0.005円）の差がありますよね。この差額こそがスプレッドなんです。

もし、このまま通貨の価値が上がらなければ、通貨を買った値段よりも売る値段のほうが0.5銭だけ安くなります。つまり、通貨を買った段階で、すでに0.5銭分だけ損をしているということです（反対にFX会社は0.5銭の得をする）。

そのため、スプレッドは実質的な手数料と考えられています。

スリッページとは？

スリッページとは、注文した価格に対して、実際に約定（注文確定）した金額との差額のことです。

仮に、1ドルを110.245円で注文したとしても、約定した金額が110.250円になる可能性があります。この0.5銭分の値上がりがスリッページです。

このように、自分が注文した金額よりも高い（または低い）約定価格となる理由は、FX会社のサーバーの処理能力が影響しています。高度なシステムを持つFX会社ほど処理能力が増すため、スリッページも起こりにくく損失が少なくなります。

しかし、どんなに優れたFX会社でも、完全にスリッページをなくすことはできません。そのため、スプレッドと同様、実質的なFXの手数料として考えられています。

FXにおける手数料の重要性

FXでは、実質的な手数料であるスプレッドやスリッページを意識することが非常に重要です。特に、デイトレードやスキャルピングといった手法を駆使する短期投資家ほど、手数料の重要性が増します。

たとえば、デイトレードでは、その日に注文した銘柄を当日中に約定します。また、スキャルピングでは、数秒から数分単位で1日に何度も取引を行います。どちらも短期間のトレード回数が多いため、実質的な手数料であるスプレッドやスリッページが発生することが多く、収益に大きく影響が出るんです。

そのため、短期トレードを志向する人ほど手数料の安い業者選びが重要になります。

FX手数料（スプレッド）が安い業者はどれ？大手6社を比較

FXの主な手数料であるスプレッドは、取引する業者によって大きな差があります。また、米ドル/円やユーロ/円など、通貨ペアによって手数料が異なるので注意してください。

ここでは、次の6つのFX業者のスプレッドを比較していきます。

• 外為どっとコム
• YJFX!
• GMOクリック証券
• 外為オンライン
• DMM FX
• みんなのFX

それぞれの特徴は後ほど紹介していきますが、まずは簡単な比較表で各業者の手数料を見比べてみましょう。

※スプレッド単位：銭

外為どっとコム

外為どっとコムの手数料は一般的な水準ですが、定期的にスプレッド縮小キャンペーンを実施しており、マイナー通貨の注文を行うには便利です。

数あるFX会社のなかでも、外為どっとコムは情報量に突出しています。動画やセミナー、コラム、分析レポートなど、情報コンテンツの質と量は圧巻です。

初心者はもちろん、中・上級者の投資家にも使いやすいFX会社といえるでしょう。

【外為どっとコム公式サイト】
https://www.gaitame.com/

YJFX!

YJFX!の手数料は平均的で、外為どっとコムやGMOクリック証券と変わりませんが、初心者から人気を集めるFX会社です。

YJFX!では、最低1,000通貨から取引ができます。また、チャートに馴染みのない方にも見やすいスマホアプリが特徴的です。このように、FXを始めたばかりの方にもやさしい仕組みが整っているため、初心者向けのFX会社といえるでしょう。

ただし、高金利通貨として人気の高いトルコリラやメキシコペソを扱っていないため、中・上級者の方にはやや物足りない感があります。

【YJFX!公式サイト】
https://www.yjfx.jp/

GMOクリック証券

GMOクリック証券の手数料は業界平均並みです。しかし、為替相場が激しく動いたときもスプレッドが広がりにくいため、安定性に優れるメリットがあります。手数料を比較する際は、こうした目に見えない点にも注意してください。

また、GMOクリック証券は、GMOインターネットのグループ企業でもあります。それだけに強固なサーバー環境が整っており、スリッページが起こりにくいという点も大きなメリットです。

【GMOクリック証券公式サイト】
https://www.click-sec.com/

外為オンライン

外為オンラインの手数料は、業界でもトップクラスを誇るスプレッドの広さが特徴です。つまり、FXの手数料が高くなりやすいことを表しています。

しかし、外為オンラインが提供する情報の質の高さは見逃せません。初級～上級別の無料セミナーに加え、豊富なアナリストレポート、FXに特化した速報ニュースと、いずれも高度な情報を得ることができます。

スプレッドが広いため短期トレードにはおすすめできません。ただし、質の高い情報を仕入れるために登録しておくというのも、選択肢の一つです。

【外為オンライン公式サイト】
https://www.gaitameonline.com/

DMM FX

DMM FXの手数料は業界平均並みですが、口座開設時のキャッシュバックが非常に高額で人気を集めています。国内口座開設者の数はDMM FXが1位です。

取引ツールやアプリなど、特別目立った特徴こそありませんが、カスタマーサポートの質の高さは業界トップクラスといえるでしょう。

DMM FXでは、LINEアプリで24時間サポート体制を確立しています。FXに関する基本的な質問にも対応しているため、初心者の方でも安心して利用することが可能です。

【DMM FX公式サイト】
https://fx.dmm.com/

みんなのFX

みんなのFXは、手数料の安さに最大の特徴があります。ユーロ/円やポンド/円、豪ドル/円など、主要な通貨ペアで業界最狭のスプレッドを実現しています。また、マイナー通貨のスプレッドも最狭水準という点も特徴です。

ただし、テクニカル指標の種類が少ないという点には注意してください。テクニカル分析を重視する投資家は、ほかのFX会社で分析を行い、実際の取引はみんなのFXを活用するというのも方法の一つです。

【みんなのFX公式サイト】
https://min-fx.jp/

FX手数料の感覚を掴むならデモトレードがおすすめ

FXの手数料の感覚を実践的に掴むには、デモトレードを利用することが一番です。

FX会社の多くは、無料で利用できるデモ口座を提供しています。このデモ口座を利用すると、仮想のお金を使ってFXをシミュレーションすることができるため、初心者の方におすすめです。

あくまでデモトレードなので、どれだけ損失を出しても負担にはなりません。FX会社によってデモ口座の機能は様々なので、複数の業者に登録してみるとよいでしょう。

デモトレードを提供するFX会社、および対象期間は次の通りです。

【まとめ】FX手数料が安い業者を選ぼう

FXでは、手数料となるスプレッドやスリッページが取引に大きな影響を与えるため、できるだけコストの安い業者を見つけることが大切です。今回は6つのFX会社を比較してきましたが、ぜひご自身に最適なところを選んでみてください。

当サイトでは、FXに関する手法を徹底的に学べる講座を配信しています。今回学んだ手数料のことはもちろん、初心者に役立つ情報が満載なので、ぜひそちらもご確認ください。

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