FX最新情報の集め方|業者別に情報力(量・質・スピード)を徹底比較

FXの情報を探すには、FX会社を利用することをおすすめします。

業者ごとに金融メディアや著名投資家と提携していることが多く、普通の新聞やネットニュースだけでは探せないレアな情報が手に入ります。

 

FXは情報戦となるため、FX会社の有益な情報を知らなければ、勝負に負けてしまう恐れもあるでしょう。

そうならないために、今回お伝えするFX会社の情報力の比較結果を活用してみてください。

 

人気のFX会社5社を、情報の量・質・スピードの3つのポイントに分けて比較を行っています。

この記事を読み終われば、FXの情報収集に役立つ業者が見つかっているはずです。

FXの情報は「速報系」「分析系」の2種類

FXに役立つ最新情報を集めるには、FX会社を利用することが効果的です。

普段は取引を行うために利用しているFX会社ですが、為替相場の予測や売買の判断を行ううえで、役立つ情報ツールを提供している場合も珍しくありません。

なかには、金融系の情報に強い大手メディアと提携していることもあれば、プロのアナリストが独自の分析レポートを公開していることもあります。

このように、FX会社が提供する情報コンテンツは、「速報系」「分析系」の2種類に分けることが可能です。ここでは、速報系と分析系の情報の違いを簡単にお伝えしていきます。

速報系FX情報の特徴

速報系FX情報は、調べた内容をリアルタイムに活用しやすいことがメリットです。

ファンダメンタルズ分析に必要な経済指標や要人発言など、重要な情報がまとめられているため、ニュースの内容が為替相場にすぐに反映するときは特に重宝します。

速報系にも、総合的なFX情報を扱うメディアもあれば、FXに特化したメディアも存在します。

 

総合的な情報メディアであれば、「ロイター」や「ダウ・ジョーンズ」が代表的です。

各メディアの情報をFX会社が見やすくまとめているため、新聞やネットニュースよりも素早く目的の情報にたどり着くことができます。

 

FXに特化したメディアは、「FX WAVE」や「GI24」などがあります。

特定のFX会社限定で公開されていることもあり、希少性の高い情報を探すときに最適です。

分析系FX情報の特徴

分析系FX情報は、短期的な為替相場の予想に役立つというよりも、FXの知識やノウハウを習得するために役立ちます。

分析系FX情報は、経済学者やアナリスト、プロのトレーダーなどが独自に分析レポートを公開しています。

なかには為替相場の予想を行う内容もありますが、その手法がそのまま現在の為替相場で通用するかは分からないため、予測よりも知識の習得として活かすことをおすすめします。

FX会社の情報力は「量・質・スピード」で決まる

FX会社の情報力は、「量・質・スピード」の3つの要素で決まります。

情報量は、FX会社が契約するメディア数を確認すると分かりやすいです。

特に、FXに特化した専門メディアの数が多いほど、より希少性の高い情報にたどり着きやすいといえます。

 

提携先が4社あると、十分に情報量の多いFX会社です。

情報の質は、FX会社によって独自の情報コンテンツを発信しているかが重要です。

ほかの業者では掲載していないコラムや分析レポート、主要通貨以外の情報などが当てはまります。

 

情報のスピードは、ファンダメンタルズ分析に欠かせない経済指標を、いかに速く発表するかが重要です。

特に、FXでは米国雇用統計に注目する投資家が多いため、一瞬でも報道のタイミングがずれるだけで勝ち負けが分かれると言われています。

ちなみに、配信するメディアによって、報道のタイミングに若干の違いがあります。

 

このように、FX会社の情報力は3つの要素に分かれます。

ただ、情報量が抜群に多いからといって、決して良いFX会社とは限りません。

情報力は、「量・質・スピード」と3つの要素がバランス良く整っていることが大切です。

情報力の高いFX会社5社を徹底比較

情報力が非常に高いFX会社は、外為どっとコムで、「量・質・スピード」と3つの要素が整っています。

また、GMOクリック証券も情報力の高いFX会社といえます。

ここでは、外為どっとコムとGMOクリック証券、その他の人気の高いFX会社3社を含めた計5社の情報力を各要素で比較しています。

 

それぞれの詳しい特徴や配信コンテンツ内容については、以下をご確認ください。

情報量 情報の質 情報スピード
外為ドットコム
YJFX!
GMOクリック証券
みんなのFX
外為オンライン

1.外為どっとコム

  • 情報量:メディア提携数4社(◎)
  • 情報の質:動画やレポート、FX専門メディアとの提携が多い(◎)
  • 情報スピード:米国雇用統計の最速公開(◎)

外為ドットコムは、「量・質・スピード」いずれにおいても最高評価です。

メディアの提携数は4社で、数あるFX会社のなかでもっとも多くなっています。

トムソン・ロイターのほか、グローバルインフォ24、FX-wave、フィスコの情報配信を行っています。

また、トムソン・ロイターは、米国雇用統計の公開速度が最速です。

わずか数秒という差ではありますが、それだけでもほかの投資家との売買スピードに差が出るため、外為どっとコムの強みともいえます。

 

業界最多の20種類のレポート、20種類を超える動画数を抱え、さらに初心者向けのコンテンツも豊富と、情報の質においても文句のつけようがありません。

2.YJFX!

  • 情報量:メディア提携数1社(△)
  • 情報の質:独自配信コンテンツが多い(◎)
  • 情報スピード:総合メディアの配信がなく情報の公開が遅い(△)

YJFX!は、情報の質において他社を凌ぐFX会社です。

「外貨ex ディーラーの独り言」や「FINANCE STADIUM」などの独自配信のほか、「グローバルインフォ:和田仁志」や「オスピス:井上義教」といったアナリストレポートも揃っているなど、独自性の高いコンテンツが豊富です。

ただし、提携先メディアはグローバルインフォ24しかなく、情報量や公開スピードに欠ける点が弱みといえるでしょう。

3.GMOクリック証券

  • 情報量:メディア提携数3社(〇)
  • 情報の質:テレビやラジオ配信が豊富(〇)
  • 情報スピード:総合メディアの配信により公開速度は速め(〇)

GMOクリック証券は、「量・質・スピード」すべてのバランスが整ったFX会社です。

メディア提携先は3社で、ダウ・ジョーンズ、Market Win24、日本証券新聞となります。

「トレードアイランド」や「ヒストリカルデータ」といった独自コンテンツのほか、豊富なテレビ・ラジオ配信が情報の質を高めています。一方、アナリストレポートやセミナーを配信していないという点が残念です。

4.みんなのFX

  • 情報量:メディア提携数2社(△)
  • 情報の質:レポートの種類が少なく、セミナーも月1回程度(△)
  • 情報スピード:総合メディアの配信がなく情報の公開が遅い(△)

みんなのFXは、メディア提携数が少なく、レポートやセミナーの種類も限られているという点で、少し中途半端さが残るFX会社といえます。

ただし、1ヶ月ごとのセミナーは著名投資家が壇上に上がることも多いため、いつも満員になるほどの人気です。

みんなのFXは、情報力の高さよりも、スプレッドの範囲の狭さが際立ちます。

米ドル/円のスプレッドは0.1銭と、業界でも単独でナンバーワンを誇ります。

ほかにも、ユーロ/円やポンド/円など、主要通貨ペアのほとんどはスプレッド最狭です。

5.外為オンライン

  • 情報量:メディア提携数3社(〇)
  • 情報の質:分析レポートやセミナーの種類が多い(〇)
  • 情報スピード:米国雇用統計の最速公開(◎)

外為オンラインも、「量・質・スピード」すべてのバランスが良いFX会社です。

メディア提携先は3社で、トムソン・ロイター、FX-wave、Market Win24となります。

米国雇用統計を最速で公開するトムソン・ロイターが強みとなっており、情報スピードは外為どっとコムに並びます。

「小林芳彦のモーニングショット」や「ミスターFX(坂本軍治)による今週のアングル」、「外為LAB」など、独自の分析レポートも多く、情報の質でも他社に引けを取りません。

【まとめ】情報を制する者はFXを制す

FXでは、ほかの投資家よりもいかに有利な情報を取得するかが、勝率を高めるうえで欠かせません。為替や金融情報は、新聞やニュース、雑誌などからも取得できますが、より質の高い情報収集はFX会社が最適です。

FX会社は様々なメディアや、著名アナリスト・投資家と手を結び、非常に有益なコンテンツを配信しています。特に、「外為どっとコム」は、情報の量・質・スピードともに業界トップクラスです。

もちろん、FX会社の選び方は、ほかにもスプレッド範囲や約定力といった重要な要素が絡んできます。ただ、FXに役立つ情報を得やすいという意味で、少なくとも1社は、情報力の高いFX会社を使ってみてはいかがでしょうか。

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