FXで特に人気のある投資スタイルが「デイトレード」です。
短期投資のなかでも、決済のタイミングやスピード、難しさなどのバランスが良く、初心者や上級者にかかわらず人気を集めています。
ただし、デイトレードの正しい知識がなければ、なかなか勝利をおさめることはできません。
また、デイトレードに最適な口座を知らなければ、不利な環境で投資することにもなりかねません。
今回は、デイトレードの仕組みから、メリット・デメリット、おすすめのFX会社を紹介していきます。
デイトレードと相性ピッタリのFX会社が存在するため、この記事を読むことによっておすすめの業者を知ることができます。
FXデイトレードとは?
FXのデイトレードとは、その日に買った銘柄を、当日中に決済してしまう取引方法です。
たとえば、1ドル=100円の為替相場のときに1万通貨を購入したとしましょう。
この時点で、1万ドル分の米ドルを保有(ポジション)していることになりますが、通貨価値が上昇しようが下落しようが、その日のうちに売ってしまいます。
ポジションを翌日まで持ち越さないという点がポイントです。
一般的に、1日に1回、または1日に2~3回の取引を行います。
デイトレ・スキャルピング・スイングの違い
デイトレードはFXの短期投資にあたりますが、短期投資にはほかにもスキャルピングやスイングトレードの種類があります。
スキャルピングとは、数秒~数分単位でポジションを決済する投資方法です。
短期投資のなかでも、保有期間がもっとも短い特徴があります。瞬間的な取引となるため、1回あたりの利益は数銭~数十銭ほどになることも珍しくありません。
そのため、コツコツと小さい利益を積み重ねていく投資スタイルといえます。
スイングトレードとは、1週間~1ヶ月ほどでポジションを決済する投資方法です。
ポジションの保有期間は、3種類の短期投資のなかで最長となります。
スキャルピングやデイトレードに比べて決済までに余裕があるため、落ち着いて売りの判断ができます。
このように、デイトレード・スキャルピング・スイングトレードの違いは、ポジションの保有期間の差によって現れます。
デイトレードは、スキャルピングとスイングトレードの間に位置します。
初心者におすすめ!デイトレのメリット
デイトレードには3つのメリットがあります。
デイトレードのメリットを理解していることで、実際に取引を行うときに、より有効にこの手法を活用することができます。
また、スキャルピングより売買の頻度が低く、ずっとパソコンの前に張り付いていなければならないわけではありません。
一方で、スイングトレードより利益確定のタイミングが早くなり、1日ごとに利益を積み重ねていくことができます。
「常にチャートを確認するわけにはいかないが、細かく取引を行って多くの利益を狙いたい」という会社員の方にとっては、副業としてデイトレードを行うのもよいでしょう。
ここでは、デイトレードの3つのメリットを詳しくお伝えしていきます。
1.FXの上達スピードが速い
デイトレードは、1日単位という短期間で取引を繰り返し行うため、自然とFXの上達スピードが速くなります。
特に、デイトレードで活用することの多いテクニカル分析について、短期間で分析のコツを掴むことが可能です。
早いうちに知識の習得ができることは大きなメリットです。
短期間の間に取引結果の検証から改善に繋げることができるため、約2~3ヶ月もすれば相場にも慣れ、十分な勝率を確保できるようになります。
2.スワップポイントを気にせず取引できる
スワップポイントを気にせずに取引ができるのは、初心者には大きなメリットとなりえます。
スワップポイントとは、2国間の金利差から生まれる利益のことです。
金利の低い日本の通貨を使って、より金利の高い国の通貨を買うと、その差額分が利益として受け取ることができます。
スワップポイントを取得するのは、FX会社の営業日が終了した時点です。
そのタイミングでポジションを保有していると、自動的にスワップポイントを受け取ることができます(FX会社によっては1年に1回ということも)。
一方、ポジションを1日の間に決済してしまうデイトレードは、このスワップポイントが受け取れません。ポジションを翌日に持ち越すことがないからです。
金利差益が受け取れないのはデメリットのようにも思えますが、初心者にとってはメリットにもなります。
FXは、為替差益(通貨を売ったときの利益)が基本となるため、スワップポイントまで意識していては、戦略を立てるのが難しくなります。
そのため、投資に慣れていない初心者は、かえってスワップポイントがないほうがシンプルな取引となり、集中して戦略も立てやすいのです。
3.短時間で利益をあげることができる
デイトレードは1日に1~数回の取引を行うため、短時間で何度も利益を上げていくことができます。
1回あたりの利益は小さくなることが多いものの、何度も繰り返すことで利益が積みあがります。
リスクにも注意!デイトレのデメリット
デイトレードにはデメリットもあるので注意してください。
デメリットとは、言い換えればデイトレードのリスクです。
デメリットを理解できていなければ、将来の取引で余計な損失が発生してしまうことにもなりかねません。
そのため、以下で紹介する、デイトレードの2つのデメリットをよくご確認ください。
1.忙しい人には不向き
デイトレードは即日でポジションを決済することから、ある程度まとまった時間が必要です。
そのため、会社員勤めの方など、忙しい人には不向きといえるでしょう。
その代わり、FXは24時間の取引に対応しています。
日本の市場が閉まった後も世界中の取引所が開いているため、いつでも取引が可能です。
たとえば、出勤前の時間を利用して銘柄を購入し、仕事が終わってから決済するというルールを決めておけば、忙しい方でもデイトレードを行うことができます。
2.精神的な負担が大きい
デイトレードは精神的な負担が大きく、メンタル面が衰弱しやすいというデメリットがあります。
FXの取引は勝つことばかりではありません。
特に、短期間に何度も取引を行うデイトレードは、繰り返し負けることも珍しくなく、その影響で精神に負担がかかることがあります。
このデメリットを解消するためには、考え方を変えることが大切です。
FXは、1年間などまとまった期間内でのトータル勝率が重要となるため、一度の勝ち負けに一喜一憂しないよう心がけましょう。
デイトレードに最適なFX会社を選ぶ方法
デイトレードに最適なFX会社を選ぶには、次の3つのポイントを意識してみましょう。
- スプレッドの狭さ
- 銘柄数の多さ
- ボリューム(流動性)
スプレッドとは、FXの取引コストのことです。
スプレッドが狭いほど取引コストが低くなり、それだけ有利となります。
デイトレードは取引ごとの利益額が非常に低いため、取引コストが高くなるとさらに利益額が低くなってしまいます。
そのため、できるだけスプレッドの狭いFX会社ほど、デイトレードの投資スタイルには向いています。
また、デイトレードは投資機会が多いため、銘柄によっては非常に不利な為替相場のときもあります。
そんなとき、より有利な相場の別の銘柄を選べるよう、できるだけ銘柄数が多いFX業者を選んでおきましょう。
最後に、デイトレードに必要な条件はボリュームです。
ボリュームが高いほど取引量が多く、通貨の流動性が高いことを表します。
デイトレードは当日中に決済を行うため、ときには通貨を売るために一刻を争うこともあります。
そのため、常に取引が活況なFX会社を選んでおくことで、「売りたいときに売れない(約定できない)」というリスクを抑えることが可能です。
デイトレードにおすすめのFX会社2選
1.SBI FXトレード
SBI FXトレードは、米ドル/円のスプレッドが0.27銭と、業界でも最安値水準を記録しています。
デイトレードに必要な「スプレッドが狭いこと」という条件を完璧に満たしているため、おすすめのFX会社といえます。
また、口座を開設することで500円が入金され、なんと1通貨から買うことができます(一般的なFX会社は1,000通貨から)。
たとえば、2019年11月3日のドル円相場は108.18円なので、受け取った500円を使って4回ほどの取引ができるということです。
初めてデイトレードを行う人で、リスクなしで相場の感覚を掴みたい方に向いています。
2.GMOクリック証券
GMOクリック証券は、FXの取扱高で世界一を誇る、世界でもっとも利用されているFX会社です。
それだけに各通貨のボリュームが高く、売り逃すリスクを極めて最小限に抑えることができます。
また、米ドル/円のスプレッドも0.3銭と、業界でもトップクラスの安さです。
38種類の分析ツールや最大500万通貨まで取引できる点など、非常に総合力に秀でたFX会社といえるでしょう。
【まとめ】複数のデイトレ口座から最適なものを選んでみよう
デイトレードは、FX初心者の方が相場の感覚に慣れるために便利です。
たとえ、スイングトレードや中長期投資を希望する方でも、まずはデイトレードで実践感覚を掴んでおくことをおすすめします。
今回お伝えした、「最小1通貨の取引ができる」SBI FXトレードは、余計なリスクを背負うことなくテスト的な感覚で利用するには最適です。
デイトレードやFXに慣れるためにも、SBI FXトレードの超小額投資を活用してみてはいかがでしょうか。
今回はデイトレードの基礎を紹介してきましたが、当サイトでは、さらに初心者に役立つ記事をメルマガ形式で配信しています。
デイトレードで取引をしている間の読み物として最適です。ぜひ、そちらもご確認ください。
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